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ずいぶん難しく考えさまよったが、実はシンプルで当たり前なことだった。

人生を賭け、一個の奴隷を愛し、所有したいと願った。
願ったのみならず、事実人生を注いでいる。

それは様々な犠牲や、代償を伴ったものもある。

では、その結果を奴隷に理解させ、負わせるのか………

………否である。

その必要はなかった。

正確に言えば、そう諭したり理解させる必要はなかったのである。

自ら選んだ道である。もちろん違う選択や違う道もあったにも関わらず…

所詮、破綻者異常な嗜好を持ち合わせた己である。他を選ぶわけもなく、選べるわけもない。

選んだ道を進んできた以上、果実は自らもぎ取るまでである。

果実が成る枝や木に向かい採ることを確かめる必要など最初からなかったのである。

果実は既に我が物となり、枝や木も既に我が物であった。

せっかく傷つきながら突き進んだ道で当然のごとく喰らわない方が間違いだった。

なぜ今まで気づかなかったのか…

誰に躊躇い遠慮し恐れる必要があっただろうか…

答えは単純だった。
覚悟を持って所有者たらんとした事実、自負。
それで十分だった。今更確かめる必要などなかった。
自負がある以上、好きに喰らうのみである。

何人も反論、追随許さぬ自負がある。

所有者は私である。

2008.12.23 


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